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12月14日 フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA受賞の花

2015.12.14

12月4日に表彰式を行ったフラワー・オブ・ザ・イヤーOTAの受賞品種は、大田市場花き棟の中央通路の一角を借りて、皆様にご覧いただけるよう展示しております。

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展示したときは1週間くらいのつもりでしたし、先週の木、金曜日あたりには撤収の必要があるかと花の様子を伺っていました。しかし、週末も、また週を明けて本日においても、いずれの品種も花が全く衰える様子がありません。それどころか、益々大きく開花する花も。

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最優秀賞<バラ ‘スプラッシュセンセーション’> JAひまわり様(愛知県)

12月1日に市場に到着したものです。これまでに水を替えた回数1回。展示用の花瓶に生け替えたとき。

 

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優秀賞<スカビオサ‘ナナライトピンク’> 江永良宏様(佐賀県)

これまでに水を交換した回数。1回。展示用の花瓶に生け替えたとき。スカビオサのような草花系の花には水揚げ促進剤を使います。1週間前よりさらに大きく開花しています。

 

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特別賞(アルストロメリア‘スコーピオン’> JA上伊那様(長野県)

今までに水を交換した回数1回。

 

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新商品奨励賞<ナデシコ‘線香花火’>森田和友様(長野県)

こちらの水替えも1度きりです。

※このほか、澁谷宗一様(長野県)がクレマチスのホワイトジュエルでご受賞されていますが、現在は商品はございません。(出荷期4月-7月)

 

気温が低い12月だからということもあるかもしれませんが、どの花もこれほど長持ちするわけではありません。とりわけ先週半ばには気温が25度近くなることもあり、エアコンもなく、外気の影響をもろに受ける中央通路では、気温も湿度も一気に上昇していたに違いありません。

いずれも品種も本当に見事です。立派な花とはこのような花をいうのかと教えられます。

受賞された生産者様のスピリットがよく反映された花だと思いますし、このようなクオリティの高さがベースにあるからこそフラワー・オブ・ザ・イヤーOTAをご受賞されるのでしょう。評価されるにはワケがあるんだなとつくづく思います。受賞者の皆様の積年にわたる日々の見えないご努力を感じます。しかしそのご努力や思いは商品に反映されているのですね。選考過程で抽出されるデータも正直ですし、審査員である買参人の皆様もさすが日頃からよくご覧になっているなと思います。

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品目特性にもよりますが、これらの花が一体いつまで観賞価値を持って私たちの目を楽しませてくれるのか、もう少しの間観察してみようと思います。

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