花研コーヒーブレイク
カラー・オブ・ザ・イヤー2016 by パントン
2015.12.07
パントン(本社:米国)のカラー・オブ・ザ・イヤー2016の発表を楽しみにしていました。
およそ12月の第1金曜日なのですが、今年も12月4日にばっちり発表されました。
その色こそ・・・・!
(みなさまは何色だと思われますか??)
ローズクォーツ&セレニティ!
なんてシャレオツな表現なのでしょう!!
しかしまあ、ピンとこない方がほとんどでしょう。かく言うあたくしも。
実際にホームページを拝見すると、このような色なのだそうです。
詳細をご覧になりたい方はコチラをクリックしてください→ロースクォーツ&セレニティ
それにしてもなんとま落ち着いた穏やかで優しい色味なのでしょう。天国の空の色はこういう色をしているのではないかと空想を巡らせることがあります。serenityとは静寂とか落着きという意味ですが、こういう色を発表するときは、だいたい米国の経済が好調なときなのです・・・と分析しています。
昨今では米国の個人消費も活発になってきていますし、そのせいかニュアンスカラーが取り上げられることが多くなっています。2013年のラジアントト・オーキッドからそのような傾向にあります。
一方、景気が好ましくないときは、ハニーサックルやタンジェリンタンゴなど「情熱的な色」として気持ちを高揚させる色を選ぶ傾向があります。
2011年 ハニーサックル(ショッキングピンク) 「情熱と十分な気力を持って、トラブルに立ち向かう私たちを励ます色」
2012年 タンジェリンタンゴ(トマトオレンジ、かなり色調の強い赤) 「元気を与え、前進するエネルギーをチャージしてくれる色」
という理由で選ばれました。
いずれにしても景気が落ち着いているのは良いことですね。
パントンのカラー・オブ・ザ・イヤーは日本における花生産や販売に直接結びつくものではないと思っていますが、この色の認識をもってデパートのショーウィンドウやブティックのエントランスなどを見ていると面白いものです。